おいしいカレーの作り方

お料理日記です

2.高嶺のじゅんこちゃん

人生で何かに挑戦したことが一度もない。

 

部活も高校受験も大学受験も就職活動も好きなあの子への告白も「失敗する」と思った状態で挑んだことが一度もない。

 

常に今の実力内で達成できる選択肢の中から選び、それなりに挑戦するフリをして、予定通り達成し、心の中で当然だと思いながら人並みに喜んだフリをしてきた。

 

その結果、あと1ヶ月ほどで27歳を迎える現段階で何一つ面白みもなく、将来の見えきったアラサーが出来上がった。

「どうして僕が」や「まだ本気だしてないだけ」なんて思わない。当然の結果である。

 

それでいいとも思っていた。

特別、お金に執着があるわけもなく、お金のかかる趣味があるわけでもない。

 

高望みをしない性格だからこそ「なんとなくこうなるだろうな〜」という先が見えた人生を歩み、たまに飲むお酒と好きな音楽に囲まれていれば幸せだと思っていた。

 

それがいけないことだとは今も思っていない。

サラリーマンの自分に対して負の感情も特別抱いてはいない。

 

 

ただ、「俺今超つまんなくね?」と思う。

ひたすらに「お前何が面白くて生きてんの?」と思う。

「何悟ったフリしてスカして生きてんの?」と思う。

 

 

したいことが見つかった。

人生で初めてだ。初めて周りに流されることなくしたいことが見つかった。

いや、見つかってしまったのだ。

 

周りに相談した。止めて欲しかったのだ。

「もう若くないんだから」と止めて欲しかった。

"挑戦する気はあったが周りに反対された"という言い訳を欲していた。

 

びっくりするくらい誰も止めてくれなかった。

所詮他人事だと思っているのかもしれないが、気の合う友人や先輩達は誰一人、反対をしてくれなかった。

 

しかも中途半端に相談してしまったもんだから「いい歳して新しいことに挑戦しようとしている自分」が周知された。

完全に後に引き下がれないとこまできた。

こうなるつもりはほんとになかった。

 

みんな思い思いのアドバイスをくれた。

それどころか友人の中には協力してくれる人も出てきた。何一つ実績もないのに手を差し伸べてくれるのだ。

 

馬鹿ばかりである。

友人は馬鹿ばかりなのだ。

その友人のアドバイスと口車と手助けを全部一身に受け止めて、先々月に役職が上がった現職を辞めるのだから間違いなく僕が一番馬鹿なのだ。

 

 

ここから先は本当にどうなるかわからない。

多分挫折をし、突然会いたいなんて夜更けに連絡をしてしまうかもしれない。

涙の数だけ強くなれると、アスファルトに咲く花を見て励まされるかもしれない。

 

見るもの全てに怯えるタイプではないが、明日は僕の為にくるのだと思いながら残りのサラリーマンライフを楽しもうと思う。

 

 

新しい生活に向けて色々目標もできた。

中学入学時から3年間目標にしたが達成出来なかった"じゅんこちゃんの連絡先を聞く"以来の目標だ。

 

「保険証があるうちに親知らずを抜く」だ。

口の中が痛くて力が入らない。

これでは「いざ!」という時にじゅんこちゃんとキスもできない。

いざという時がないからまだ良かったが、いざという時がいつくるかわからないので抜いておきたい。

 

 

次にブログを更新するのは親知らずを抜いた時にする。

抜いた週はお酒も禁止されるだろうから暇なのは間違いない。そのタイミングで更新することにする。

 

余談だが、じゅんこちゃんとは中学卒業後にSNSの力を利用しまくり連絡先を交換した。この時代に生まれたことを心から感謝した瞬間でもある。

 

さらに余談だが、じゅんこちゃんは昨年結婚し、先日見事に出産した。

これはSNSの力を全く利用するつもりもなく、勝手に知らされた情報だ。この時代に生まれたことを心から悔やんだ瞬間でもある。

娘の名前はキラキラしなかった。本当によかった。

 

 

最後にもう一つだけ余談だが、僕の誕生日は12月11日である。予定はまだない。

 

大事なことなのでもう一回だけ。

僕の誕生日は12月11日である。

 

 

 

予定はまだない。

1.ラーメンを食べることでの疲弊

このブログはラーメン屋のカウンターで書いているんですが、仕事帰りにラーメン食べるのって個人的にすごくハードルが高いことだったりする。


前提として僕はラーメンが大好きで、汁があろうがなかろうが、野菜がてんこ盛りだろうが具無しだろうが、濃い目だろうが少な目だろうが、何でもかんでも好きだ。

そもそも麺全般が好きだが、しっかり女好きだ。

 


「じゃあなんでラーメン食べることがハードル高いんだよ」って話に戻ると、はねるじゃないですか。汁が。

啜るとはねるじゃないですか。汁が。
シャツやらスラックスにはねると面倒じゃないですか。汁が。

 


いつも目の前に出されたラーメンを食いきるまでの間、汁はねに気を配りつつ、美味しく食べきれるだけの精神的余裕と体力が残っているのか…を自問自答して、己に勝った時だけラーメン食べに行くことにしてる。


で、勝ったと。今日は己に勝って、今堂々とカウンターに座ってラーメンを待ってるわけです。

ヒーローインタビューの第一声は「ヤサイアブラカラメ」と心に決めて待ってるわけです。

 

 


生きてると、大なり小なり選択を迫られる時がたくさんあって、今日の晩御飯のラーメンひとつ取っても、行くラーメン屋のチョイスだったり、その中でも何ラーメンにするか、給料日後だからって理由でいつもはしないトッピングで迷ったりもして、「そもそも麺じゃなくて米にしないのかよ」みたいな外部からの心の揺さぶりもあるじゃないですか。

 

今、僕がこうやってラーメンを食べることって「晩飯にラーメン食べた」って言えばそれまでだけど、語ろうと思えばいくらでも語れるし、自分の中で自問自答を繰り返してたどり着いてる結果なんだと思うわけで。


なんていうか、とりあえず仕事辞めるかなってラーメン食いながら思ってます。
ほうれん草をトッピングするかどうかで迷って結局やめる人生なので、会社というトッピングも迷った挙句辞めてやろうかと。


誰かの受け売りで言うなら、今が自分の人生で一番若いわけだから今やらないでどうすんだよって。これから年取る一方だろって。

 

計10席ほどのカウンター席で等間隔に並んだサラリーマンが思い思いに麺を啜るのを見ながらブログ書いてラーメン食ってたらめっちゃ汁はねてる。まじかよ。

 

ラーメン食べるか悩んで、今日は絶対はねさせないと決心して食べたラーメンでも簡単に汁はねするわけだからもう今の仕事辞めたとしても、後悔するのはこの汁はねと一緒だと思うことにする。

 

汁はねても旨いもんな。ラーメン。

仕事辞めても良かったな、と思える人生にしよう。